ニキビが出来たら皮膚科に行くべき理由とは・保険適用治療で素早く治そう!

ニキビが出来たら皮膚科に行くべき理由とは・保険適用治療で素早く治そう!
スキンケア

ニキビができたとき、皮膚科に行こうか迷ったことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。一方「ニキビくらいで病院には行かない」とお考えの方も多いはず……。

しかし、ニキビは、皮膚科で治療した方がいいといわれています。

今回はニキビができたら皮膚科に行くべき理由や治療方法について解説します。

ニキビができたら皮膚科治療がおすすめ・その理由は?

ニキビができたら皮膚科に行った方がいい理由は大きく3つあります。

具体的には「ニキビがれっきとした皮膚の病気であるから」や「自己判断の処置は悪化の原因になるから」が挙げられます。また、皮膚科で正しい治療を受けることで「ニキビ跡が残りにくく、再発防止に繋がる」という点にも注目です。

ニキビはれっきとした皮膚の病気のため

まず、知っておきたいのは「ニキビは皮膚の病気の一つである」ということです。

正式名称は、尋常性ざ瘡 (じんじょうせいざそう)で、皮膚の慢性炎症性疾患に位置づけられています。

ニキビは「青春のシンボル」と呼ばれているほど身近なものなので、病気というイメージは抱きにくいかもしれません。

しかし、症状によっては肌に跡が残ったり、見た目が気になり心理的な影響を受けたりと、本人にとって深刻な状況をもたらすことも……。

肌や心の負担を減らすために、皮膚科で受診することは、決して大袈裟なことではありません。

自己判断の処置はニキビ悪化の原因になるため

ニキビを潰してしまうなど、自己流の処置をすると悪化に繋がる可能性があります。

また「このくらい放置しておいて大丈夫」という自己判断もおすすめできません。

なぜなら、ニキビが今よりも酷い炎症を起こしてしまう可能性があるからです。

皮膚科であれば、医師がニキビの種類や症状を判断して、適切な治療をしてくれます。

ニキビの悪化を防止して、少しでも早く治したい方は、積極的に皮膚科の受診を検討しましょう。

ニキビ跡を残しにくく再発防止にも繋がるため

ニキビの治療を皮膚科で受けると、ニキビ跡が残りにくく、再発防止になりやすいというメリットが得られます。

ニキビ跡と呼ばれる症状には、いくつか種類があります。

  • 赤み
  • クレーター(肌の一部が凹む)
  • 色素沈着
  • しこり など

どれも、肌を美しく見せたい方にとってはつらい症状です。そのため、ニキビそのものが消えても「跡が気になる!病院で治療したい」と結局、皮膚科を頼る可能性も十分考えられます。

上記のようなケースを防ぐためにも、最初から皮膚科を受診することはとてもおすすめです。

保険適用のニキビ治療と値段の相場

保険適用のニキビ治療は、大きく2種類に分かれます。

「面皰(めんぽう)圧出」と「内服・外服薬」の処方です。

それぞれの治療内容と値段の相場について見ていきましょう。

皮膚科のニキビ治療:面皰(めんぽう)圧出

面皰(めんぽう)圧出とは、ニキビに小さな穴を空けて、専用の器具を使い、中に詰まっている膿などを押し出す治療方法のことです。

ニキビの炎症を抑え、治療を早める効果があります。

費用相場は1個100円~1,000円ですが、処方される薬や、初診料・再診料の有無によってもトータルで必要な価格は異なります。

とはいえ、保険適用であるため、自由診療に比べると負担は少ないでしょう。

皮膚科のニキビ治療:内服・外用薬の処方

皮膚科では、ニキビの症状にあわせた薬を処方してもらうことが可能です。

ニキビの治療薬には、いくつもの種類があります。例えば、毛穴のつまりを取り除くための塗り薬や、抗炎症作用や殺菌作用のある飲み薬などが挙げられます。

ちなみに、皮膚科で処方されるニキビの薬には、市販薬にはない有効成分が含まれています。

そのため、ドラッグストアなどで手に入る薬よりも作用が強めである点は知っておきたいポイントです。

美容皮膚科などで行う保険適用外のニキビ治療

美容皮膚科などでは、保険適用外のニキビ治療を受けることが可能です。

例えば、肌の古い角質を取り除くケミカルピーリングや、レーザーを使ってニキビの中に詰まった膿などを排出させる治療などがあります。

いずれも自由診療となるため、費用は美容皮膚科によって大きく異なります。

自己負担のニキビ治療:ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、肌に酸性の薬剤を塗り、角層の一部を取り除く治療方法です。

毛穴の詰まりをなくしたり、皮膚の再生を促したりする効果に期待できます。「薬剤を顔に塗る」という点が気になる方もいらっしゃいますが、安全性は高いといわれています。

また、ニキビやニキビ跡を治すためには何度か通院する必要があり、回数の目安は5回~10回(2〜4週間に1回ペース)です。

自己負担のニキビ治療:レーザー治療

ニキビ治療にはレーザーが用いられることもあります。

例えば、炭酸ガスレーザーは、薬のみでは治りにくい化膿したニキビの治療に適しています。

治療の流れとしては、消毒後、レーザーを照射してニキビに穴を空け、中にたまった膿を取り除きます。クレーターなどのニキビ跡が残りにくい点が特徴です。

また、レーザー治療は、すでにあるニキビ跡の改善にも効果が期待できるといわれています。

皮膚科に行けない時におすすめのニキビ市販薬

ニキビの薬は、ドラッグストアやネットショップでも手に入ります。

皮膚科に行けない時に購入したいおすすめのニキビ市販薬をピックアップしました。

メンソレータム アクネス ニキビ治療薬

赤みや痛みをもったニキビを、4種の有効成分がケア。皮膚の軟化や血行促進など、肌を健康な状態に高める効果を兼ね備え、ニキビを繰り返しにくい状態に導く。うっすらイオウの匂いがするのが特徴。

ペア アクネクリーム

炎症の鎮静とニキビ跡の予防ケアも行ってくれるクリームタイプのニキビ薬。出来立ての白っぽい芯を持っている状態から治りかけのものや小さいニキビにも使える、出来てしまってから完治までサポートしてくれる心強いアイテム。

イハダ アクネキュアクリーム

ジェルタイプが特徴で、つけるとすっと透明に。油分量が少ないのでベタつかず、患部に負担をかけない軽やかさ。透明×さらっとテクスチャーで、メイクとの相性も◎

ニキビのお悩みにおすすめのスキンケア

スキンケアを見直すことで、ニキビができにくくなったり、症状の悪化を防いだりすることに繋がることもあります。

この項目では、ニキビのお悩みを抱えている方におすすめのスキンケアをご紹介します。

アクセーヌイプノス

繰り返す大人ニキビをしっかりケアできるスキンケアライン。肌のムズムズやかゆみなどの「見えないニキビサイン」から、残ってしまった「見せたくないニキビ跡」までマルチに働きかけ、それぞれの根本原因にアプローチ。肌をキレイに見せながら美しい肌へと整えていく。

ノブ ACアクティブ

「毛穴のつまり」によって引き起こされるニキビに焦点をあて、洗顔と保湿に力をいれるスキンケアライン。ニキビケアと合わせて、肌全体の気になるお悩みである「シミそばかす・乾燥・くすみ・テカリ・ごわつき」も同時にケアすることができる。

プロアクティブ

20年の信頼の歴史をもつニキビケアブランド。3つのステップ【洗う×届ける×整える】のケアで、肌を健康な状態へと高める。思春期ニキビも大人ニキビもケアできるので、親子で使っているという人も。どんな世代にも寄り添う安心のスキンケアライン。

ニキビが出来たら皮膚科で確実な治療を

ニキビは身近にある肌の症状と思われがちですが、実は皮膚の病気の一つです。

自己判断で治そうとすると悪化したり、跡が残ったりする可能性があるため注意が必要です。

肌のことを考えるなら、皮膚科を受診してニキビの種類にあった治療を受けた方がよいでしょう。

もしも、すぐに皮膚科に通えない場合は、ニキビの市販薬を使うことも可能です。ただし、市販薬でなかなか治らない場合や、症状が酷くなるようなら、すぐに皮膚科に相談しましょう。

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