【日焼け後の肌荒れ】アフターケア方法とスキンケアおすすめ8選
日焼けしたお肌はダメージを受けているため、アフターケアが欠かせません。放置しておくと、シミやシワ、ニキビなどの肌トラブルに繋がるため注意が必要です。
今回は、日焼け後の症状別に、対処法について解説します。
また、日焼け後の肌荒れにおすすめのスキンケアアイテムや、食事から摂取したい栄養素も見ていきましょう。
日焼け後の肌荒れ•状態と対処法をチェック
日焼け後の肌の状態には、いくつか種類があります。
例えば「かさつきがある」や「ぶつぶつができている」「ニキビができた」などです。
その他、痒みがあったり、ヒリヒリが治らなかったりする方もいらっしゃいます。
まずは、日焼け後の肌の状態を把握し、それに合った対処法をとるようにしましょう。
日焼け後の肌がカサカサしている状態
日焼けをして紫外線を浴びた肌は、バリア機能が低下し、乾燥しやすくなっています。
そのまま放っておくと、肌荒れやシワなどの肌トラブルを引き起こすため注意が必要です。
対処法としては「しっかり保湿する」が挙げられます。顔であれば保湿成分配合の化粧水(低刺激)、体であればボディローションやクリームを塗る方法がおすすめです。
注意したいのは、日焼けしてすぐの場合は、先にクールダウンした方がよいということ。
炎症を起こした状態のままだと、刺激が強過ぎて肌トラブルに繋がることもあります。
まずは、肌のほてりを冷まし、その後に保湿ケアを試みましょう。
日焼け箇所がブツブツしている状態
日焼けしたところが、ぶつぶつしている場合「日光過敏症」の可能性が考えられます。
この「日光過敏症」は、「光線過敏症」や「光アレルギー」などと呼ばれ、日光を浴びることで肌トラブルがあらわれる皮膚疾患の総称です。
ぶつぶつの症状が出たら、保冷剤を包んだタオルなどで冷やしましょう。
また、すぐになんとかしたい場合は、市販薬を使って対処することも可能です。
ただし「日光過敏症」は通常の日焼けとは異なるため、疑われる症状が出たときは、一度皮膚科の受診をした方がよいでしょう。
日焼け箇所にニキビが出来た状態
紫外線を浴びると、少し経ってからニキビができたり、すでにあるニキビが悪化したりすることも……。
もしも、ニキビができたら、市販薬を塗ったり、皮膚科に行ったりして治療しましょう。
「指で触らない」「髪の毛がかからないように留める」なども意識したいポイントです。
また、ニキビがあるからといって日焼け止めを塗らないでいると、さらなる肌トラブルを引き起こす可能性が考えられます。
最近は、ドラッグストアなどでニキビ肌に優しい日焼け止めも購入可能です。
このようなアイテムをひとつ持っておくと夏場に活躍してくれるでしょう。
日焼け箇所に痒みがある状態
日焼けをしたところが痒いときは、濡れたタオルや布で包んだ保冷剤を当てて、冷やしましょう。その後、市販の塗り薬で対処できる場合もあります。
痒いからといって、爪でかいてしまうと、肌のバリア機能がより低下することも……。なにより、皮膚が傷ついてしまうため、ぐっと堪えましょう。
冷やすことである程度の痒みは収まりますが、過度な冷却(保冷材を直接肌にのせる・長時間冷やすなど)は凍傷になるため、注意が必要です。
日焼け後ヒリヒリが治らない状態
日焼けをした後にヒリヒリとしたら、タオルで包んだ保冷剤などで冷やしましょう。
広い範囲にわたって炎症を起こしている場合は、水圧を弱くした冷たいシャワーを浴びる方法もおすすめです。
また、ヒリヒリ感が続く期間は、日焼けの程度によっても異なると考えておきましょう。
軽い日焼けであれば翌日にはほぼ収まりますが、何日も痛みが続くこともあります。
もしも、眠れないくらい痛いときや、なかなか痛みがひかないときは、皮膚科にご相談ください。
「日焼け」と聞くと身近な症状に思えますが、れっきとした「やけど」の一種です。
そのため「日焼けくらいで病院なんて……」と感じる必要はまったくありません。
【顔】日焼け後の肌荒れにおすすめのスキンケア
日焼け後の肌はとてもデリケートなため、使用するスキンケアアイテムも意識しましょう。
具体的には、保湿力の高い化粧水を使ったり、炎症が落ち着いた後に美白効果のある美容液を塗ったりすることなどが挙げられます。
ここでは、日焼け後の肌荒れにおすすめの商品を5つ見ていきましょう。
ファンケル 無添加ブライトニング
紫外線ダメージにより敏感になった状態でも使いやすい、無添加製法の肌に優しいスキンケア。配合されたビタミンCが炎症を抑え、メラニンの過剰生成を防ぐサポートをする。
オルビス ホワイトクリアエッセンス
肌本来の透明感を守り、さらに引き上げてくれる美容液。透明感を妨げるメラニンの蓄積を予防し、日焼け後もくすみにくくトラブルが起きにくい状態に。公式サイトは楽天・Amazonと同価格で人気ラインのスキンケア7日分付きのため、集中ケアも叶う。
dプログラム ホワイトニングクリア
デパートでも取り扱われる、資生堂の敏感肌ケアブランドから発売されている美白ケアライン。日焼け肌を素早く保湿し、シミしばかすや紫外線によるメラニンの影響を防ぐ。ニキビが気になっている人にもおすすめ。
トランシーノ 薬用ホワイトニングフェイシャルマスク
やわらかなシートが肌を優しく包み込み、紫外線ダメージへWのアプローチ。たった10分で本格的な美白・くすみケアが叶うご褒美マスク。潤いとハリのサポートもしてくれるので、艶やかで透明感のある輝く素肌に。
雪肌精 クリアウェルネス(敏感肌用)
敏感肌のための低刺激・高保湿処方で、紫外線ダメージを受けた肌にも使用しやすい。肌全体を潤いで満たし、日焼けによる急激な感想や肌荒れを防止。透明感にあふれる肌へと導く。
【体】日焼け後の肌荒れにおすすめのスキンケア
日焼け後に敏感になるのは、顔だけではありません。
体も同じように、シミができたり、肌荒れが悪化したりするため、しっかりケアすることをおすすめします。
とはいえ、顔に比べて「どんな商品を使えばいいのかわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。この項目では、おすすめのアイテムを3つピックアップしました。
シーボディ イルコルポ
日焼けによる色素沈着や黒ずみを防ぎ、透明感のある素肌を目指す処方。植物由来の美容成分をはじめ、プラセンタなどの保湿と美白に特化した成分も贅沢に配合。さらに添加物を極力排除した処方で肌に優しいのも魅力。
マイルド&モイスチャー アロエジェル
紫外線ダメージを受けて荒れてしまった角質層のすみずみまでぐんぐん浸透。アロエベラウォーター92%に加え、ヒアルロン酸・3種の植物由来成分が肌の火照りや急激な乾燥を沈静化する。
ニベア プレミアム ボディミルク ホワイトニング
安定型ビタミンCを配合し、メラニンの生成を抑制。日焼け後の肌が黒くくすんでしまうのを防ぐ。サラッとしたつけ心地ながら保湿力は抜群。夜塗って、翌朝もカサカサすることのない頼もしいボディケアアイテム。
日焼け後の肌荒れを癒す栄養素
日焼け後の肌荒れを癒やしたいときにおすすめの栄養素を見ていきましょう。
とくに摂取したいのは、ビタミンC・システイン・ビタミンA・ビタミンEの4つです。
それぞれの栄養素の働きや、代表的な食べ物について解説します。
ビタミンC
ビタミンCは、日焼け後に摂りたい代表的な栄養素のひとつです。
シミやシワの原因となるメラニンの生成を抑える働きがあるといわれています。
ビタミンCが多く含まれる食べ物を見ていきましょう。
- レモン
- アセロラ
- ピーマン
- ブロッコリー
- キウイフルーツ
- いちご
- すだち など
覚えておきたいポイントは「ビタミンCを一度にたくさん摂っても尿として流れてしまうということ」です。
そのため、朝・昼・晩と1日のうちに何回かにわけて、こまめに摂取しましょう。
システイン
Lシステインは、シミの原因となる黒色メラニンの生成を抑える働きがあるため、日焼け後のケアにもおすすめの栄養素といえるでしょう。
体内でも作られてはいる成分ではありますが、量が少ないために不足しがちといわれています。
そのため、以下の食品からも積極的に摂りましょう。
- 豚肉
- 小麦胚芽
- ハチミツ
- 大豆
- のり
- いくら など
ただし、食品からLシステインを摂取できる量には限りがあるため、必要に応じて、サプリメントを活用する方法もおすすめです。
ビタミンA
ビタミンAも紫外線ケアには欠かせません。
肌のなかに存在しているビタミンAは、紫外線の光線エネルギーを受けたときに、細胞の損傷を防ぐ働きを見せることから「天然の日焼け止め」と呼ばれることもあります。
ターンオーバーを整える効果にも期待できるため、美肌をキープしたい方は、必見の栄養素です。
ビタミンAが豊富に含まれる食品をチェックしましょう。
- うなぎ
- レバー
- モロヘイヤ
- にんじん
- トマト
- ほうれん草
- あなご など
日焼け後に限らず、日焼け前も積極的に摂取したいビタミンです。
ビタミンE
ビタミンEは「若返りのビタミン」と呼ばれることもあるくらい、美肌に欠かせない成分です。
注目したいポイントは、抗酸化作用があり、シミやシワが増えるのを防いでくれること。
また、血行を良くする働きや、肌の新陳代謝を促進する効果にも期待できます。
ビタミンEが含まれている食べ物は以下の通りです。
- アーモンドなどのナッツ類
- 菜の花
- かぼちゃ
- 赤ピーマン
- ひまわり油
- モロヘイヤ など
ビタミンCと一緒に摂取すると、互いに働きを高め合うといわれています。
日焼け後は早期ケアが重要
日焼け後にあらわれる症状は、痛みやほてり、かさつき感など、いくつかありますが、いずれも早期ケアを意識することが大切です。
また、スキンケアに関しても、日焼け後のお肌に合ったアイテムをお選びください。
その他、日焼け後は、ビタミンA・ビタミンC・ビタミン・システインなどの栄養素を積極的に摂取して、体の内側からのケアも意識しましょう。